今週のブログは向川が担当いたします。
さて、今回のブログはタイトルにもある通り、塾イベントとして開催した「釣りフェス」についてお話ししていこうと思います。
私が川下先生に企画を提出してこの「釣りフェス」はスタートしました。なぜ、塾イベントとして「釣りフェス」を開催しようと思ったのか。それは、すたでぃあのみんなに自然の中で思う存分楽しんで欲しい、そして、命の大切さを学んで欲しい、という思いが私の中にあったからです。もちろん、この「釣りフェス」での目的はそこにありますし、その目的を達成することのできたイベントだったと感じています。
ただ、私が今回、この釣りフェスをして良かったと思う点がもう一つあります。それは、「生徒の普段見られない一面を見ることができた」ということです。もちろん、授業の中で子どもたちと関わる中で、その子としっかり向き合って、良いところも悪いところもできる限り発見するべきです。ただ、小さい教室という箱の中、限られた場所と時間では見られない生徒の一面があります。今回のイベントでは、その一面を見ることができて、生徒との距離も縮まり、もっと塾での指導をいいものにしていけるようなピースを得ることができたと感じています。
今回のブログでは、スケジュールとともにイベントで見られた生徒の様子について、振り返ってみたいと思います。
まず、塾のある西永福駅に朝の7時50分ごろに集合し、御嶽駅へ向かいました。今回、「釣りフェス」を行ったのは、奥多摩フィッシングセンターです。御嶽駅から奥多摩フィッシングセンターに向かうまでに、自然いっぱいの遊歩道をみんなで歩きました。ここで、参加した生徒が、自分の得意なことを活かして私たちに教えてくれました。「ここは苔が生えているから滑りやすいよ。気をつけてね。」開催日は雨が降った次の日で、滑りやすい箇所がいくつかありました。その度に、他の生徒や先生達にに伝えてくれる場面がありました。
そして、釣り場に到着して、私がレクチャーをして釣りが開始されました。最初の方はみんな上手く釣れません。それでも頑張り続ける子がいました。諦めようとした子もいました。それでも、みんなが思い思いに頑張ってくれたことが嬉しかったです。最初は虫が嫌で、釣り針に餌をつけることを戸惑っていた子が、自分で餌をつけれるようになりました。釣り糸同士が絡まってしまった時、上級生の生徒が、下級生の生徒の釣り糸をほどいてくれました。魚が釣れた時、最初は釣り針を魚から取るのを諦めようとしていた子が、1人で頑張って、工夫して、取りました。釣った魚を掴みきれなくて、池に落としてしまった子が、諦めずにもう1匹釣れるまで頑張って、釣り上げ、そしてしっかり魚を掴むことができました。もっともっと書きたいことはたくさんありますが、みんな諦めずに、1人1匹釣ることができました。
少し移動し、魚を捌く工程を少し体験した後、次はバーベキューを行います。釣った魚を「いただく」ためです。ここでも、移動中には、重たい荷物を持ってくれる子や、バーベキューの火起こしを手伝ってくれる子がいました。みんな近くに川があるのに我慢して、しっかり座って魚が焼き上がるのを待ちます。
魚が焼きあがり、みんなでしっかり「いただきます」をして、みんなで釣り上げた魚を食べました。
ここからは自由時間です。火おこしを頑張る子もいれば、川に落ちてるゴミを拾ってくる子、川の近くで遊んでいる子、石を集めている子もいました。みんなそれぞれ、自分のやりたいことを精一杯やりました。このようなみんなの素晴らしい好奇心は、大自然の中でだからこそ見られたものだと思います。
そして、最後に釣り場の人にお礼をして、西永福へ帰ります。みんなたくさんチャレンジして、成長して、とても疲れていたのにも関わらず、誰も文句を言わず静かに電車の中で過ごすことができました。「疲れていても移動が長いことに文句を言わない」これは、個人的にはとても素晴らしいことだと思います。駅で親御さんと再会した生徒はとても笑顔で、「楽しかった」ととてもキラキラしていたように感じました。
塾イベントはこれまでに何度か開催されていますが、「釣りフェス」自体は初めての試みでした。なので、たくさんの準備をイベントまでにしてきましたが、至らぬ点もあったかと思います。そんな中、私たちのことを信じてこのイベントにお子さんを預けてくれた保護者の皆様、ありがとうございました。お子さんにとって、かけがえのない経験になっていればいいなと思います。これからも普段の授業やイベントを通じて、生徒の皆さんが何かを得られる塾にしていきますので、よろしくお願いいたします。
コメントをお書きください