今日、生徒達のテストを確認して記録をとっていたら、一つ気づいたことがありました。
漢字が苦手な子なのですが、4月時点での漢字テストを確認すると、50問中、ほとんど書けておりませんでした。
しかし、10月時点でのテストを見たところ、10個程度、漢字を書けていました。
間違いも当然あるのですが、4月の頃は全く想起できなかったような状態だったと思います。
しかし、秋ごろになると、何とか絞り出して画数が少ないものや形を覚えやすいものから書くことができているようでした。
また名前も全て漢字で書けるようになっていました。
もしかすると、お家や学校での学習で何か直前に学習したなどあったかもしれませんが、単純に成長を感じました。
塾の指導としては、4月から漢字のレベルを下げて、覚えやすく、他の漢字につながりやすい基礎漢字から覚えるようにしていました。
また2学期についてもその続きで自分で覚える漢字を選んで、毎回確認のテストをしていました。
そういったことも少しは効果としてあったかな、とポジティブに捉えれば思えるのでした。
子どもの学力の成長というのは、どういう観点から見るかでどうとでも言えます。ただ、今回私の実感としては学習に対して前向きな姿勢に変わったのだなと、この半年間の変化を受け取ったのでした。
その時だけで見れば、秋のテストも決して点数は高くありません。
それだけを見てしまうと、ああ、やっぱり苦手だね、で終わってしまうこともあります。
また点数を見た時にはどうしても80点以上くらいだったら、すごいね、と言えますが、もっと低い点数だとちょっとした点数の変化でも総じて、できなかった、と評価をしてしまう方に引っ張られてしまいます。
しかし、時系列で考えると変化しています。その子にとっての大きな変化、というところにも気づきません。
ですので、テストを回収し、記録をつけることをやっています。
子どもの小さな変化はその子にとっては大きな変化、それに気づけるようになりたいと思ったのでした。
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