活動の5つのタイプ

人間、先のこと、未来のことを考えるとどうしても不安や心配が先だってしまうことが多くあります。

私もあ~でもない、こ~でもない、考えることは山積みです苦笑

 

お母さん達と話していても、やっぱり我が子の先々、将来のことを考えるからこそだと思います。

でも考えても、できることは目の前にあることだけ。良いことをイメージして日々を生きていきましょう・・・(努力する!)

 

主に小学生の指導をしていて思ったのは発達障害やグレーゾーンなど学習につまずきのある子の活動には5つのタイプがあるということです。色んなことを日々試みていますが整理していくと分けられると思います。

 

一つ目は楽しんでやる活動、気分を上げる活動

例えば、塾では昔ちょっと商店街を走らせてから学習に取り組ませていました(安全には気をつけています)。他にもキャッチボールをすることもあります。感覚統合的な意味合いも含めることができますが、正直、塾の指導の中ではそのねらいを達成するまでの時間はないので、やる気になってくれればいいのかな、と思っています。

 

二つ目は、特性に合わせて理解を促す活動

例えば、UDフォントを使ったプリントを使う、書字が苦手な子に対して、カードで答えを出してもらったり、iPadやPCを使うことなど、と思います。どちらかと言えば、合理的配慮というか、環境調整の意味合いが強いと思います。イラストで説明をしたり、その子に合わせたプリントを作ったり、ちょっとした教材でわかりやすく説明するのもこれにあたると思います。勉強の色が強いかと。

 

三つ目は、特性に合わせつつ楽しみながらやる活動

これが特別支援教育によくあるものですが、例えば漢字パズルとか、漢字足し算とかもそうだと思います。

タイムを計りながらのビジョントレーニングもゲーム性があります。書字の練習も迷路にするだけで、全く違うものになります。

これについては特性に合わせてはいますが、子どもにとっては楽しさが先行し、それで力がつくか?というところは何とも言えないのが実感としてあります。

 

四つ目は、練習としての活動

これは子ども達があまり乗り気ではないところだと思いますが、とにかくたくさんの問題に取り組み、問題を解く力を身につける時間です。これがやりたくないから勉強がきらいになるのですが。二つ目をもっと量をたくさんにして、なおかつ配慮も少しはずした状態での活動でしょうか。理想は学校で二つ目の活動での学習、テストをできるようになることのように思います。

 

五つ目は、興味・関心を持つ活動

例えば、漢字だったらその漢字の由来、算数の雑学などです。どちらかと言えば高学年向けなのかな、と思います。モチベーションにもつながりますが、学問的な面白さはやはり一定の年齢からのような気がします。

 

もっと洗練すれば違ったタイプわけができると思います。

なんでも楽しくできれば一番ですが、楽しく興味深いことって、なかなかテストには反映されないので、そのバランスが難しいのです。

このあたりをどうすればいいのか、考えています。