読解力・語彙力の向上のために

小学生の国語の授業の様子です。

読解をできるようになるのは語彙が必要です。語彙が少ない生徒にどうやって語彙を身につけるのか考えています。

 

まず、どんな子もそうなのですが、設問から読むように伝えています。

単純に受験のテクニックとしてもよく設問から読むように、と言われますが、読解力が弱い子についても何が聞かれるのか、ということを頭に入れておくことが読みに影響を与えると思います。

 

問題は語彙なのですが・・・

日頃から読書の習慣がある子は身につきやすいのですが、そもそも語彙を知らないので読む気もしないのだと思います。

 

一つ一つ、具体的なことから抽象的なことまですべてを説明するのは難しいです。

例えば、「きれい」という言葉をどう伝えればいいのか?「きれい」の3文字でいいのか、ピカピカになっている、と言えば伝わるのか?その「ピカピカ」がそもそもわかっているのか?長く説明すると余計にわかりにくくもなるし、大の大人であっても言葉の説明をしろと言われても難しいです。

 

文章を読んでわからない単語はiPadで調べるように伝えました。自分で調べて画像が出てくるので、ビジュアル的にイメージはわくかなと。自分で文に線を引いて調べていました!

 

言葉だけが書いてあるプリントで記号で言い換えた言葉を選びなさい、と言っても、その時点でイメージがしっかりとわいてきていない可能性もあります。ですので、やはり具体物や視覚的なものと言葉をつなげる訓練が必要不可欠なのかもしれません。

 

こういったものは、塾の中だけでは難しく、むしろ日常生活の中で「これは何?」というやりとりになってくるのかな、と思います。

 

言葉というものは知れば知るほど奥が深いものです。私も今でも知らない言葉もあり、その度に調べたりします。どこでとっかかりをつけるのか、なのですが、やはり本人の好きなものの近くにあるような気がします。

 

問題集や教科書の文章はやや無機質であまり子どもの興味はわきません。本人の興味にあった文を作って読解をさせたりもしています。最近はあまりできていなかったので、そういう教材もまた作りたいです(これが大変なんです泣)