テストを持ってきてくれました。なかなかの高得点でした。
よく頑張ったと思います。
さて、どうすればテストの点数を伸ばすことができるのか・・・それは永遠のテーマでもありますが、保護者様としては、基本的にテストの点数が80点以上くらいをとってきてくれれば、学校の学習は内容をわかっているのかな、と安心すると思います。
塾にご相談に来る保護者の方々もやはり、学校の勉強についていけていないことが心配としてあります。
塾に来て、テストの点数が伸びるか、と言えば、伸びる子もいますし、現状維持という子もいます。
ただ、一つ、これはもうしょうがないかなと思えることがあります。
「たくさん勉強をすること」です。
あくまで、テストの点数を成果としてのみで考えるのですが、勉強量に比例して良い点数がとれます。これはどうしても変えることのできないことです。
この写真のお子さんもお家でしっかりと学習されているようです。
こう言ってしまうと、私がお母様方を、急かしているような、責めているような感じに受け取ってしまうかもですが、言いたいことはそういうことではありません。お家で親が教えないといけない、そんな余裕もないし、そもそもやろうと促してもやらないし、喧嘩になってしまう、というのが現状だと思います。ここはなかなか難しいですね・・・
そういう場合はもっと前提条件というか、それ以前の話になってきますが、ここではテストの点数のみで考えます。
誰しも、できるだけ短時間で効率よく、苦にならない程度に学習して成果が出れば、と思うはずです。私もそうです苦笑
そして、この部分なのですが、特別支援教育の話になるとどうしてもその子の特性に合わせて学習をさせれば、伸びるという、どこかトリックのような感じに受け取ってしまうこともあるかと思います。確かにこう教えればいいんだ・・・という方法論は数々あります。
私も色々と方法論を言っておきながら元も子もないかもですが、そんな都合の良いことはなくって、実際はたくさん勉強したか、が実は大きく影響をしているというのが現実でもあります。
頭いい子は元々頭いいから、勉強しないでいいでしょ、というのは間違いで、一説によりますと、大学受験の話になりますが、東京のトップレベルの私立大学について言えば1年間1200時間勉強しないと受からないそうです。
え!そんなに勉強できない・・・と思ってしまいます。
でも現実はそうなのです。忘れてしまうから覚えるように何度も反復する、わからない問題に何回もチャレンジする、この積み重ねによってでしか成績は向上しないのです。
その子にあった勉強法はあります。ですが、結局はどれだけやったの?という話になるわけです。
なので、まず、勉強というのは近道がないな、ということが大前提なのです。
しかし、ここで大きな問題があります。やればできるかと言えば、やっても伸びない、できないところがそれぞれの子においてあるわけです。
これは認知特性の凸凹、IQなどが影響します。
ここのあたりの話になってくると、一旦、大人の枠組みを外して、やや哲学的でもあり思考実験のような話にもなります。
そもそもテストってなんやねんと。
塾では、テストの点数を伸ばす指導とテストの点数を伸ばさない指導、この両方についてそれぞれの考えを持ちたいと思っています。
美辞麗句ではなく、どのように現実と向き合えばいいのか、私自身も日々、試行錯誤の連続です。
ぜひ保護者の皆様も一緒に悩んで考えていければと思っております。
コメントをお書きください