塾長の学びの歴史とこりん星のつながり?

先に断っておきますが、特に小倉優子さんのファンではありません笑

長い人生の中では「これ、何の意味があるのだろう」と思うことがある。

 

ちょっと昔になるのだが、小倉優子さんが大学に合格したとのことでニュースになっていた。その時、へーそうなんだ、と思って記事を見たら何となく自分自身にも訴えてくるものがあった。

 

私は大学に落ち、予備校に行って、受験を通して、努力することや勉強の奥深さなどを感じることができた。

受験真近、ある先生が最後の授業で「正解はア、なんてやってても意味がない。早く本物の世界に行きなさい」と話をされた。

 

で、本物の世界に行った大学時代。まあ勉強はしたような遊んだような、多分に漏れず大学生らしい生活も嗜んだ。

ちょうど同時期、テレビでは、こりん星がいじられたりして、それを見て笑って、学生らしいバカ話のネタにもしたりしていた。

 

そんなこんなで、大学4年で学業の方は消化不良になってしまった私は、大学院に行くことになった。就活や学業などもっと真面目に取り組めばよかったと後悔も多かった。

大学院の学びはそれまでの学びとは全く違い、より深く、本当に学問の面白さに気付いた。何とか今学んでいることで仕事ができないか、と模索していた。

 

修士論文の完成真近の頃、指導をしていただいている途中、先生に「単純なことを難しく考え、理解できない子どもだった」という話をした。それを聞いて「1+1=2を解くことは小学校では簡単。だけど、大学に来てごらん、1+1=2を証明することはとても難しいことなんだ」と先生が話してくれた。

その言葉を聞いて、自分が今までなんでこんなに不器用なんだろうと悩みながら学業をしてきたことが救われた気がした。

大学院にまで来た甲斐があったと思えた。

 

そこから色んなことがあって10数年経ち、自分の学んだものでちょっとでも社会のお役に立てたら、と思っているができているのかできていないんだか・・・

 

そんな時に先の小倉優子さんの大学受験のニュースを目にした。

 

何となく気になってブログを見た。文章を読んだ。

https://ameblo.jp/ogura-yuko1101/entry-12792641926.html

 

単純に共感をした。

学びの本質が書いてある気がした。

全く違う世界の人だけど、同じ時代を生き、ネタなんかにしていた自分が少し恥ずかしくなった。

なんか自分自身が学んだ気がした。

 

自分もこれから子ども達はもちろん様々な人に「学び」を伝えられたらいいな、と思った。