中学生はそろそろ今年度最初のテスト範囲が分かるころでしょうか。
テスト前の学習はどうしていいものか、と皆悩むところと思いますが、特別なことはせず、いつも通りに学習を進めていくことだと思います。
まず、ありがちなのは無理なスケジュールを立ててしまうこと。毎日、1時間やっていたかどうかの人が毎日3時間もできません。
自分で失敗体験を作るだけです。自分ができるものよりもちょっとだけ多い、くらいでちょうど良いと思います。
家で学習できない人は、家以外でやってみましょう。例えば、図書館や公共施設の学習スペースです。
ここで大切なのは、なるだけ一人でやること!
どうしても友達と、と思いますが大体は友達とじゃれあってお終い、ということは多いです。
勉強は基本、一人でするものです。その孤独感にいかに耐えられるのか、そここそが点数に反映されます。
結局、テスト勉強に楽な道はないな、というのが実感です。
そして特に成績がふるわない人が考えてほしいことは、できない問題はしない、答えは見てよい、ということです。
テスト範囲の中に提出物があるかと思います。
ワーク、問題集あると思いますが、ここは本当に自分のできる問題だけをやってほしいと思っています。
できない問題に割く時間、これが最も効率が悪く、ただ、頭がわけがわからなくなり、できないんだ、と落ち込む時間を増やすだけです。
そして、わからないものは答えを見てよし!答えを見ながらそう解くんだ、と思って自分でやってみればそれでいいのです。
何とか教科書を理解して、それを応用してこの問題を・・・なんてことはやらなくていい。すっと自分の頭の中に入るものだけでいいのです。
確かに、わからない問題でモヤモヤする気持ちはわかります。ですが、そこはある程度割り切りが必要です。特性がある子ならばなおさら。
親子で学習に取り組まれている家庭で、ここで親子の関係が悪くなるケースは枚挙にいとまがありません。
できない、という現実を突きつけられるのは辛いものですが、できないものはできない、そう考えるしかありません。完璧主義に陥らないことが大切なのです。
テストが返却されてきた時、1⃣の(1)で間違えている答案では、何のために、となるわけです。とにかくできない問題は捨ててできる問題のみに集中することです。
このような話は塾でも生徒達に話をしています。
これまでの学習経験から、いや、これは解かないといけないから!とできないことを認めたくないという気持ちが作用し、余計に頑固になってしまうケースもあります。
まずは、この気持ちを解きほぐしていくことから塾では取り組んでいます。少し気持ちが楽になれば自ずと自分で学習に向き合えるようになります。結果として成績も向上します。
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