子ども達によく言っていることとして、音読があります。
学習において最も大切なことは声に出すことです。
なぜならば、教科学習は基本的には文字情報を頭に入れることだからです。
国語ができる子は他の教科もできるようになる、とよく言われる話ですが、やはり言語情報をきちんと読み、耳で聞く機会を持った子は他の教科にもその力が応用できる、ということなのだと思います。
江戸時代の寺子屋では、「素読」と呼ばれる、難しい文章をひたすら読む、という学習方法がありました。これにより、その時理解ができない言葉であっても言語感覚が身についてくるというわけです。
小学校の時はこれでもか、と音読をさせられたと思います。
ですが、これは中学生、高校生になっても社会人になっても必要なことなのです。
以前、社会人になって資格試験を受けましたが、その時もやはり私はテキストや専門書を音読をしました。
字を黙々と書くのではなく、口を動かすということが入ることで記憶には定着します。
なかなか面倒くさいことではありますが、高校時代はよく音読筆写、と言われて英語を頭に入れていました。
話すこと、書くことを同時にすることで刺激が同時に入るというわけです。
音読は特に国語が大切ですがそれ以外の教科も同様に必要です。社会は、ある意味お話なのでストーリーとして頭に入れるために音読して頭に入れることが重要です。
特性がある子も音読はとても大切です。むしろ特性があるからこそ、大切だと思います。
ただ、中には特性上、文字を読むことが難しい、という子もいると思います。
そういう子はデイジー図書やYoutubeでの読み聞かせ動画でリスニングしてみましょう。
そして、それは音読するのと同様に何回も何回も聞いてみましょう。
言葉を発する、聞く、視覚的に文字に起こす。この3つを満遍なくできるだけやることが学習です。
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