書字の変化~生徒の頑張り~

半年ほどの指導ですが、書字の力が向上した子です。


上の2つの写真は指導を始めた頃の文字です。まず曲線の多いひらがなよりもカタカナから、ということで最初の写真は「ア・イ・ウ」と書いています。もう一つの写真からも分かるように、特に「イ」については縦線がまっすぐに書けずにいました。全体的にもわかると思いますが、なかなか字形が整うのが難しいのが課題でした。

こういった実態を踏まえ、迷路から始め、視覚的な認知の課題やカラーの色分けしたマス目のプリントを使い、カタカナを中心に書字練習を行いました。

これが先日、宿題を家で自力でやった時のものです。指導開始の頃と比べ、全体的に字も伸び伸びとなり、「イ」の縦線もまっすぐになっています。「二」の上下の長さも把握できており、「ト」の斜めの線も書けています。微妙な線の長さ、配置がよくできるようになりました。

私もこれを見たときはこんなに書けるようになるのか~!と喜びがありました。

 

まだまだこれからですし、書字にこだわりすぎてもいけないという考えも持っています。

ですが、こうやって小さい変化、成長が現れるのは何といっても嬉しいですし、日々のお家でのお母さん、本人の頑張りによるものだと思っています。

 

テストの点数を伸ばす方向性の生徒もいますが、こういう生徒の成長も本当に嬉しさを感じます。