子どもを見ていて、自分がどうしたいのかわからない子が多い気がする。大人でもそうではないか。これだけ情報が多い世の中、何を信じればいいのかわからないから当然だ。
古いが「ラストエンペラー」という映画がある。とても壮大だけど切ない、本当にすごい映画だった。
その中の一場面。
溥儀(ラストエンペラー)の少年時代に、家庭教師(ジョンストン)と交わす会話。
~家庭教師が溥儀の発する「スカート (skirt)」に対し「キルト(kilt)」の違いを指摘する 。
家庭教師「たがが言葉と思われるかもしれませんが、言葉は重要です。」
溥儀「なぜ言葉が重要なのだ。」
家庭教師「伝えたいことを言葉にできなければ、考えは決して伝わらないからです。言葉で意思を伝えるのが紳士です。」
溥儀「あなたは紳士か。」
家庭教師「そうありたいと思っています。」
前後の場面展開はあるのだが、この部分がとても印象に残っている。
子ども達にも意思を伝えられるような人間になってほしい。
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