予備校の時のこと

毎日、寒い日が続きます。もうすぐ寒波が来るということで戦々恐々です。。。

 

さて、冬休みも始まり、子どもにとってはクリスマス、お正月のお年玉とうれしいことがたくさんある時期と思います。

 

うらやましいですな…あ、自分は大人であげる方なのか!

 

受験生はそんなことも言っていられない時期。私も受験については大変思い出深いのがこの時期であります。

そもそも、浪人時代が私のアイデンティティを形成する上で多大な影響を与えたことは明らかです。

 

私は大手のK塾に通ったのですが、予備校の先生達の講義は、今まで私が受けてきた「授業」というものと大きく違いました。

 

90分という時間があっという間に過ぎるほど、その内容、話術に引き込まれたものでした。単に、解法、受験テクニックを教えるのではなく、人としてどう生きるべきか、人生訓が授業の随所に出てくる、そんな授業でした。19歳の多感な年頃の私は大いに影響を受けました。

 

あの体験がなければ今自分で塾を開設しようなどとは思わなかったと思います。

物事には様々な捉え方がある、学校で教えることが全てではない、12年間、学校教育の中で育てられながらも、「いや、そうじゃないんじゃないか?」「他に教え方、考え方はないのか?」と疑問がふつふつと出てくるものの答えが予備校には用意されていました。もっとも、疑問は勤め人時代も続きましたが…

 

予備校の先生達は色々な経歴をお持ちの方が多く、失礼かもしれませんが、アウトサイダーのにおいがする人が多かったです。そこで初めて少数派の自分の意見もしっかりと伝え、答えを教えてくれる人がいる、と心強く思ったものです。

 

というわけで、あの時の先生達のようになりたい!のですが、まだまだ修行が足りないと感じる毎日です。当塾の受験生には残された日々をぜひ頑張ってほしいと思っています。