常設教室開設しました!

11月にブログをもっと公開しようと思っていましたが、本当にバタバタでそれどころではありませんでした…

 

さてさて、ついに!

 

すたでぃあ、西永福に常設教室を開設しましたぁ~!!(涙)

入ってすぐ、玄関横にはソファー。保護者の方々の待合室も兼ねています。お茶もご用意があります。

 

棚には教材、おすすめの本があります。面談に来られた保護者の方々は手にとってどんな教材で指導をしているのかを見ていただくことができます。もちろんここにあるのは一部。もっと教材はありますし、日々開発中です。



黒板と机があります。机は足の高さを調整できます。黒板には特別支援の必須グッズであるタイムタイマーがあります。小学生から中学生までよい姿勢で学習できるように考えています。レンタルスペースでは、足が床につかずにどことなく落ち着きがない様子も多かった。それが解消され私の悩みのタネも少し改善されました。

スクリーンを用意しています。ここでそのうち、大きな画面でタブレットを操作したり、動画を見たりする予定…

教科書は小学1年生~中学3年生まであります。

生徒の作ったものも飾っています。ありがとう! 


本当に、本当に生徒、保護者の皆様はもちろんのこと、色んな人に助けられての開設となりました。この場を借りて感謝いたします。ありがとうございます。

 

とにかく、オープンで明るくアットホームな場所を目指していました。教室が一つの教材のような感じ。 

~教室環境・構造化について~

私が教室を作る上で常に頭にあったのはいわゆる「構造化」というもの。自閉症教育を経験されている方は第一に考えることであると思います。特性のある子も受け入れる当塾は、当然考えるべきことであります。特別支援教育だけでなく、その考え方は通常学級にも最近は適用されるのが当たり前となりつつあります。例えば勉強する場所、休む場所等、そこで何をするか、場を分かりやすくするものです。また黒板周りは整理しておくこと等も関係すると思います。

 

ではこの教室は構造化されているのか、正直私が言うのも何ですが、そこまでできていないというのが本音です。ただこれは、私自身色々考えた結果で今の形になったことであり、子どもの様子を見ながら変えていこうと思っています。

子どもの学習スペースは注意がいろんなところに行かないように整理整頓をしておく、ということがまず大前提で、私もそうでなければいけないと思っています。昔、特別支援学級の担任をした時には、教室を大改造?した思い出もあります。そうしているうちに当時の6畳の一人暮らしの部屋も構造化したくなり、壁にスケジュールを貼り、車のハンドルにリマインダーを貼っていたという何だか変な思い出です。

 

 

ただ今回、教室を作りながらその考えは少しずつ変わっていきました。子どもの注意が逸れないようにと、壁に何も貼らなかったり、白のカラーボックスを壁一面にしたりしていました。ところが気づけば、非常に殺風景な教室になっていました。助言もいただきながら、自分の思い込みを少しずつ変えていく作業でもありました。

実際に、子ども達、保護者の方々の感想からは「アットホームですね」「明るいですね」と良い感想をいただいています。子ども達もどことなく嬉しそうです。

知識に少し縛られすぎていたかな、ということに気づけたのが今回の教室作りで私自身が学んだものでした。もちろん、特性に合わせた環境を用意することは重要であり、変えていくことはあると思います。大切なことは目の前にいる子どもがどんな反応をしているか、それに尽きるのではないか、と思うのです。当然、今の状態がベストだとは思いません。常に変化を加えていくことで教室はその質が保たれ、子どもにとって良いものになると信じています。

 

そういうわけで、ぜひ、このすたでぃあ、モグ君をかわいがってあげてください。皆様と一緒に育てていきたいと思います。